2024年09月28日(土) 「擬革紙の保存と創造」参宮ブランド擬革紙の会創立15周年記念発表会@玉城町保健福祉会館ふれあいホール (車、徒歩)
私が擬革紙の存在を知ったのは、今は無き伊勢市立郷土資料館を訪れた時のことだった。
その時は過去のものだと思っていた。
ところが、数年後に伊勢和紙ギャラリーにて参宮ブランド擬革紙の会の活動を知り、擬革紙は今も生きていることを知った。思わず名刺入れを購入したのはその時だった。
【参考】
- 伊勢市立郷土資料館 2010年07月04日
- 参宮ブランド擬革紙の会による『擬革紙の復興 和紙にあそぶ』(伊勢和紙ギャラリー) 2017年01月29日
- 伊勢和紙館で買い求めた伊勢擬革紙の名刺入れ(参宮ブランド擬革紙の会製) 2017年01月29日
- 参宮ブランド擬革紙の会、10周年記念発表会@玉城町 奥書院 2018年10月14日
- 擬革紙の今昔〜革に擬えた紙〜展@小林農産ふるさと会館 2階特別展示室(明和町) 2022年09月04日
- 和紙に遊ぶ「温故知新」擬革紙発表会@松阪市文化財センター第3ギャラリー 2023年03月12日
今回、参宮ブランド擬革紙の会 の創立15周年を記念した発表会「擬革紙の保存と創造」が開催された。
【参考】
このサイトでは次のように次のように紹介されている。
参宮ブランド擬革紙の会創立15周年と、三重県指定伝統工芸品認定10周年を記念した発表会を、玉城町と明和町のふたつの会場にて開催いたします。これまでの擬革紙の会の歩みを振り返るとともに、次世代への継承の取り組み、地元の子ども達の創作作品、さらには、若いアーティストによる擬革紙を使用した作品等、擬革紙の「これまで(保存)」と「これから(創造)」をご紹介いたします。
私は玉城町の会場である玉城町保健福祉会館ふれあいホールを訪れた。
会場は
次の7つのゾーンに分けられていた。
おこす。
新たな文化を発明する。
擬革紙が生まれた背景や歴史を、当時の道具や写真と一緒にご紹介するコーナー。
まもる。
受け継いだ伝統を守っていく。
参宮ブランド擬革紙の会の歩みをご紹介するコーナー。
つなぐ。
次の世代へと繋いでいく。
擬革紙の会のメンバーが作る作品をご覧いただくコーナー。
ひろがる。
可能性の扉を開く。
アーティストや地元の子ども達の擬革紙を使用した創作作品をご紹介するコーナー。
ふれる。
ふれることで、近くなる。
擬革紙の製造工程や作品づくりをご体験いただけるコーナー。
そして、
出会いと願いを重ねながら、
擬革紙の商品をお買い求めいただけるショップコーナー。
つづく。
物語は、続いていく。
これまで大切に守ってきた伊勢擬革紙の灯が、どうか、たくさんの人のもとへ届きますように。
この案内で気になったのは、そして、だけが句点ではなく読点で終わっていること。さらには、つづく。の案内板は出口の脇に掲げられていたことだった。
会場はたくさんの方々で盛況だった。なるべく人が写り込まないようにパチリ・・。
こちらは実用品として腰掛けてみたかった。
今回はこの作品のインパクトが大。
親カバを見てみたい。
また、地域(玉城町、明和町、伊勢市)の小中学生を対象に擬革師を起点として地域について考えてもらう教材(紙芝居、パワーポイント)を制作されている会員の方々のご苦労を知った。