古文書の会(2023.05.06)@河邊七種神社社務所

2023年05月06日(土) 古文書の会(2023.05.06)@河邊七種神社社務所 (車、徒歩)

今月は第一週目土曜日の開催となった。

河邊七種神社社務所(伊勢市河崎)

河邊七種神社社務所(伊勢市河崎)

 

ゴールデンウィークの後半であったが、参加者は講師の千枝さんを含めて8名。ほぼ安定的な参加人数となっている。

本日の課題は予定通り、和具屋(大西さん)の持ち込みによる「東海道筋上方筋諸方大地震津波記」と記された摺物(1枚)。2〜3の不明点(講師の千枝さんでも判読が難しい)はあるものの全体を読み終えた。

古文書の会(2023.05.06)@河邊七種神社社務所

古文書の会(2023.05.06)@河邊七種神社社務所

 

これは、山田一志町の定飛脚 本屋勘兵衛が発行した瓦版で、安政大地震の広範な被害概況が記されている。東海道筋は宿単位で、さらには長野や山梨、福井、山陽、四国に至るまでの情報がまとめられている。

この地震は関東以西の広範に大きな被害を与えたことがよくわかる。現代のようなデジタル情報網など全く存在しない時代にこれが作れるとは、飛脚が持つ情報力の賜物だろう。また、捨てられても当たり前のような、こんなペラものを現代まで残してくれている和具屋さんは貴重は存在だ。まだまだ、興味深い資料がでてくるかもしれない。

河邊七種神社社務所の古文書や古絵図はもちろんであるが、和具屋文書(?)も面白い。

 

和具屋さんはSNSでも注目されているし、学術的な調査も進められている。

【参考】

 

 

【参考】 私が古文書の会に参加した記録

 

さらに、過去の記録は 

 

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