2024年01月06日(土) 日本最古の土偶に魅せられて訪れた粥見井尻遺跡ぶらり(松阪市飯南町粥見) (車、徒歩)
本日は午後からどこへ出かけよう? 【キタヰの妻】と話していたところ、昨年末に斎宮歴史博物館で目にした粥見井尻遺跡の土偶が思い浮かんだ。
なんとも素朴だが、縄文時代の思いが込められた日本最古の土偶・・・
【参考】 第42回三重県埋蔵文化財展「ようこそ三重の土偶パラダイス」@斎宮歴史博物館 特別展示室 2023年12日16日
粥見井尻遺跡を訪れたことがなかったので、わくわくしながら現地に到着した。
カーナビに案内を頼んだところ、現地付近で予想もしないルートを勧められたのだが、しばしその指示に従った。しかし結局はたどり着けず、自力でこちらへ。
車を降りると「駐車場から100m→」とこの階段に案内されていた。
その指示に従い道なりに進むと茶畑に向こうにそれらしき場所が望めた。上の道路は何度も走っているので、何度も通り過ごしていたことになる。
ついに初、粥見井尻遺跡だ。
展示案内の中にこちらが。
なお、遺跡の詳細については、 奈良文化財研究所のサイトに掲載されている調査報告書をご覧ください。
【参考】
- 粥見井尻遺跡発掘調査報告 | 奈良文化財研究所
こちらが、柱を使わず垂木だけで屋根を作った竪穴住居の復元。縄文時代の始まりはこんな住居だったと考えられているようだ。
今日は曇りがちだったので、こんな感じ。(道路の下なのでいつでも暗いのだろうか?)
当時の暮らしを想像した壁画(タイル画か?)も展示されている。
遺跡を堪能したのち、こちらのトンネルで遺跡の上を通る道路をくぐり抜けると
この場所。さらに先へ進むと
民家と茶畑が広がっている。
さらに先へ・・・
粥見神社の前へたどり着いた。
せっかくなので、粥見神社にお参り。
粥見神社を後にするとこちらの道標にご挨拶。
お世話になったことを思い出しながら。
【参考】
- 和歌山別街道ウォーク最終回(多気郡多気町朝柄〜松阪市飯南町粥見) 2020年08月29日
- 和歌山街道ウォーク(松阪市飯南町粥見〜小片野町) 2020年08月29日
しばし、和歌山別街道を進むと
こんな狭い道を選びながら、駐車場へ戻った。
1万3000年前、この付近に縄文人が暮らしていたとは、感慨深いものだ。
土偶に魅せられ、遺跡だけでなく、しばしのプチぶらりを楽しんだ。