2022年02月12日(土) 2022年コロナ禍中で 棚橋の御頭神事が斎行された証は芋納所に(度会町棚橋) (車、徒歩)
本日、度会郡度会町棚橋にて御頭神事が斎行された。
コロナ禍が続き、各地で祭りや行事の実施は苦渋の判断が迫られるなか、棚橋では昨年に続き中止することはなく斎行に踏み切った(ただし、関係者のみであるが)
昨年の様子については、地元の御頭神事に携わる当事者でもあり、研究者でもある味噌井拓志さんの論考がある。以前に紹介させていただいた記事がこちら。
今回も拝観は叶わなかったが、無事に終了したとの情報を得たので、その証を確認するために棚橋へ向かった。
そして、証が残されている場所がこちらだ。
石柱には 御頭神事芋納所 棚橋区 と刻されている。
棚橋の御頭神事では、御頭さんが町内を巡って悪を集め、芋(径10cm、長さ20cmほどの柳の木で作った膨らみのある円錐形)なるモノに詰めると、かつては地区の境界であったこちら場所に納める。(芋納め)
芋納め で棚橋の御頭神事は完了となる。
過去の記録ではあるが、一連の流れがわかるのでこちらに紹介しておく。
【参考】
- 棚橋御頭神事(度会町棚橋) 2017年02月11日
来年こそは、当たり前のように斎行できる状況になって欲しいものだ。
また、棚橋の御頭神事に関する味噌井拓志さんの論考はこちらも
【参考】
- 【紹介】論考:「棚橋の御頭神事 獅子頭の修繕について1」伊勢の中世 第285号(伊勢中世史研究会)味噌井拓志 2021年08月04月
- 【紹介】論考:「棚橋の御頭神事 獅子頭の修繕について2」伊勢の中世 第287号(伊勢中世史研究会)味噌井拓志 2021年09月01月
次のリンクから、味噌井さんによる他の御頭神事に関する論考も拝読できる。ぜひ!