2023年01月08日(日) プチぶらりで見つけた社護神稲荷大明神(伊勢市有滝町) (車、徒歩)
八玉神社で斎行される御頭神事を拝観するため、有滝町民会館の駐車場を(勝手に)お借りした。
御頭神事の拝観を終えると八玉神社を後にして、有滝町民会館へ戻った。
八玉神社の近くにはありたき農村公園があり、その敷地には公衆トイレがある。
農村公園から数百mで有滝町民会館へ戻ったのだが、帰宅予定時刻まで十分に余裕があったので、しばし有滝町を散策することにした。
外城田川沿いに下流方向へ下るとその先には
有滝漁協魚市場があり、朱色の鳥居を確認できた。「ここにも、お稲荷さんがあるのか!」
有滝漁協魚市場付近へ進むと魚市場の前に多数の鳥居が立ち列んでいる。
鳥居の先へ進むと
神使であるお狐さんに迎えられ、その先にはコンクリート製の頑丈な社殿が建っている。
お参りを終えてから視線を上げると、扁額には「社頭神稲荷大明神」と刻されていた。
「社頭神?」
伊勢市史第8巻民俗編によると、有滝町に御頭神事での打ち祭りなどとして
海岸沿いの社護神で鉾竹(福竹)を切り、海に投げ捨てる(見てはいけない)。
と記されている。
現地では、この神社でなのかと思ったが、先に投稿した次の記事で、引用した中にありように「社護神」は字名である。
【参考】
- 御頭神事、八玉神社(伊勢市有滝町) 2023年01月08日
見てはいけない所作なので、場所を知る人は少ないのだろうが、「社護神」地域の海岸沿いの場所なのだろう。と現時点では納得している。
こちらはさざれ石か?
社頭神稲荷大明神を後にし、有滝漁協魚市場の向こうを眺めると
対岸に鳥居が望めた。(本日は対岸へ回り込む時間がなかったので確認できず)
豊北漁港を
散策してから
細い路地へ戻ると大雲寺、
こちらを進むと
八玉神社へ戻って来た。
改めてお参りすると
御垣の御門に掛けられたしめ縄から伊勢海老が姿を消していた。
御頭神事が終わるまではあったはずだ。
八玉神社の宮司によるTwitterでの投稿を思い出した。御頭神事後、速やかに取り外されたようだ。
ちなみに、当社の正面神門にあがっているしめ縄には、他所では見ることのできない海産物が一緒に飾られています。 漁師町の縁起物といったところでしょうか。 お参りの機会があれば、是非ご覧ください。 ちなみに、この海産物は、1月8日齋行の御頭神事の翌日に外され、祭典奉仕者の直会に供されます。
八玉神社を後にして、有滝町民会館へ戻る途中、
本覚寺付近にある山神が半紙で覆われていた。
これは、次の記事へのコメントでご教授いただいた理由だった。
【参考】
- 磯の渡し跡、磯神社ほか 2010年08月28日
ほんとにプチぶらりだったが、発見や疑問も!
次回はじっくりと巡ってみたいものだ。