伊勢の浅沓に思いを馳せて

2023年03月13日(月) 伊勢の浅沓に思いを馳せて

伊勢の浅沓は、浅沓司 久田遼三の後継者となった西澤利一さんが逝去されてから、途絶えてしまったことはすでに紹介した。

【参考】

 

ところが、昨日訪れた擬革紙発表会で、どんな話題から転じたのだったかは思い出せないが、知人から次の情報が得られた。

  • 三重県で浅沓を作っている女性がいる
  • リンクという女性集団のひとりである

 

11年前になるが、伊勢市伝統工芸振興シンポジウムで西澤さんに後継者について伺ったところ

浅沓作りに情熱を持った若い女性が二名入ってくれ、式年遷宮に向けて即戦力です。

とのことだった。

【参考】

 

この時のお弟子さんだろうか?

 


 

わくわくしながら、ネットで調べたところ

リンクとは「凛九」で、東海3県で伝統工芸を受け継ぐ9人の女性職人グループだった。

【参考】

「凛九」なら、昨秋に展示会『ヒカリサク 伝統工芸に未来のヒカリを○展』を開催したことを思い出した。しかし、残念ながら訪れることができていなかったのだった。(後悔)

 

さらに、該当しそうな方を探すと、漆芸の大内麻紗子(PDFのパンフレットでは村上麻紗子)さんだろう。検索をさらに進めるとこちらのブログを見つけた。

【参考】

 

彼女が「浅沓作りに情熱を持った若い女性が二名」のうちの ひとり だろうか?

 

ブログ内で「浅沓」を検索すると次の6本の記事が投稿されていた。

【参考】 漆作家 大内麻紗子の【好きなことを好きなだけ】ブログ より

 

ここには、麻紗子さん(大内さんでいいのか、村上さんでいいのか不明のため)が

  • 西澤利一さんと出会った契機
  • 西澤さんの浅沓へのこだわりと制作工程
  • 西澤さんのもとで浅沓づくりの技能を習得したこと
  • 西澤さんとの別れ
  • 伊勢の浅沓が途絶えてしまった理由

などが綴られている。 (詳細については、彼女のブログを読んでください。)

 

私は何度も読み返してしまった。

その後、手元にある浅沓(浅沓司 久田遼三 作)に魅入った。

浅沓(浅沓司 久田遼三作)

浅沓(浅沓司 久田遼三作)

 

伊勢の浅沓に思いを馳せて ・・・

麻紗子さんにお話を伺いたいし、京都の橋本甚蔵商店を訪れたい思いが強くなった。

 

【浅沓司 久田遼三 さんおよび浅沓に関する記録】

 

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