2022年06月25日(土) 東方篆刻研究会による篆刻体験会@伊勢和紙館(伊勢市大世古) (徒歩)
高潤生 個展「ひまわり」印風画・書・かな篆刻の開催に合わせ
【参考】
- 高潤生 個展「ひまわり」印風画・書・かな篆刻@伊勢和紙ギャラリー 2022年06月05日
次の通り、高潤生さんが主宰する東方篆刻研究会による篆刻体験会が開催された。
私は、個人用の名刺やブログのサイトアイコン(ファビコン)などに、フリーで使える「道」の篆刻画像を使用している。
今後、伊勢和紙で名刺を作ろうと思い、この篆刻を自分で彫りたいと思っていたところだった。
前回訪れた際に体験会を予約していたので、1時前に伊勢和紙館を訪れた。
体験予約であることを告げると、待つことなく体験会が始まった。
東方篆刻研究会の方に説明していただきながら・・・
まずは、彫りたい文字を四角い枠内に書く。1時間の体験で漢字は難しいとのことだったが、「道」を彫りたかったので、強行した。
続いては、先に書いた文字をトレーシングペーパーでなぞる。
彫りたい石にトレーシングペーパーを重ね、鉛筆の黒鉛を移すと、さらにサインペンで文字を太くする。これで、彫る準備は終わり。
あとは、専用の印刀で黒い線を彫る。まずは、刃先を立てて細い線を彫り、その後、刃先を少し寝かせると先の幅を広げる。
印刀は重量があるので安定しているが、彫り手が恐る恐る彫るものだから線がガクガクと、時には黒い線から外れてしまう。
まずもって、はじめに書く文字が重要なのだが、その文字さえ手本を見ながら書き写すものだから美しい文字が彫れるはずがない。
とにかく、一時間の格闘を終えると、東方篆刻研究会の方に
こちらの朱肉印泥で押していただいた。
また、時間が無かったので実施しなかったが、周囲の余白が多ければ縁を面取りし、変化や味を付けるためには縁を硬いもの(印刀の柄など)で叩いて欠くことも手法としてあるとのこと。
終了時刻の2時となったので、予定通り終了した。
篆刻体験会を終えると高潤生個展「ひまわり」を再訪した。
会期中に展示替えされた
こちらの作品を鑑賞。この作品がライブパフォーマンスで書かれたものだった。
最後に、今回の個展のテーマ「ひまわり」の代表作を。
さすがに高潤生さんの篆刻は曲線も美しい。
初めての篆刻は散々なものだったが、この作品は初志を忘れないようにこのまま取っておき、この作品をファビコンなどに使用する。
篆刻は奥が深く面白そうなので、少しずつトライしてみよう。
名刺作りはもう少し先になりそうだ。