2022年10月15日(土) 三年ぶりの初穂曳(外宮領 陸曳) (徒歩)
今年も神宮では神嘗祭が斎行される。
例年は神嘗祭に先駆け、お初穂が15日には外宮へ16日には内宮へ、地元神領民による初穂曳にて奉納される。ところが、コロナ禍のために、昨年も一昨年も初穂曳は実施されなかった。
今年は三年ぶりに外宮領での初穂曳が実施された。私にとっては五年ぶりの初穂曳体験だった。
【参考】
- 初穂曳外宮領での特別神領民奉曳サポートほか 2017年10月15日
初穂が奉納される外宮の大庭に建つ五丈殿。受け入れの準備を終えていることを確認してから
初穂曳の出発点である南宮町交差点を目指した。
出発点には初穂曳を奉仕する地元神領民が集まり、木遣りが始まっていた。
今回はコロナ禍が続くため、規模を縮小して実施された。
通例であれば特別神領民を迎え、三台の奉曳車が登場するが、今年は地元神領民だけで一台のみ。奉仕者は300名弱に限定された。
出発式が始まり、伊勢市長の挨拶・・・
久しぶりの「エンヤ!」
私もソーシャルディスタンスを確保し、「エンヤ!」
定刻の10時を前に綱が引き出された。
綱は165mで、奉仕者は1m以上のディスタンスを確保できるように配慮されていた。
木遣りを終えると
ついに初穂曳が開始された。
目的地である外宮の北御門までは距離が短いため、一度の休憩のみで曳ききった。
エンヤ曳はなく、奉曳車は通常のスピードで北御門へと曳き込まれた。
お初穂を曳き終え、北御門は満たされた表情の奉仕者で溢れていた。
しかし、これからが本番である。五丈殿への奉納が第一の目的である。
初穂を手にした奉仕者は・・・
奉納を終えた奉仕者は正宮での御垣内参拝へと向かった。
私は五丈殿を後にすると
大役を終えた奉曳車を確認し
お礼とサヨナラを述べると外宮を後にした。