2022年08月27日(土) [神宮巡々] Tシャツづくり
[神宮巡々]の法被を制作しようと目論んでいるが、作るとしても自分と【キタヰの妻】用に多くて2枚なので、業者に染めやプリントを依頼すると製版代金がかなりたかくなる。
そこで、品質には目をつぶり、DIYでプリントする方向で考えている。
まずは、その前哨戦として[神宮巡々] Tシャツを作ることにした。
Tシャツの背面(背中)には、法被と同様にすでに彫ってある朱文の篆刻を使用することを決めていた。しかし、Tシャツには衿がないので、前面をどのように処理しようか?
胸の部分に横書きで「神宮巡々」の文字を入れようと考えたが、通常の明朝体やゴシック体では面白くない。
手書きフォントを探して、いろいろ試してみたが、これもしっくりこなかった。
最後の手段は、自分で書く(描く)しかない。
「墨は縦書き」との先入観があったので、今回はアクリル絵具を使用した。おのずと筆は平筆に。
苦戦している私を見かねて、【キタヰの妻】が丸筆を手渡した。
何枚、書いただろか?
結局は、くずし字風のロゴができたので、素材づくりのステップは終了となった。
カメラで撮影した画像をPCに取り込み、2値化などの画像処理を加え左右反転させた。
ここからが本番である。
株式会社クイックアートの「白・淡色生地用 洗濯につよいアイロン転写シート」に
サイズが異なるロゴと篆刻を印刷した。
白Tシャツは
プリント業界での定番となっている「Printstar」である。
あとはアイロンがあれば大丈夫。
最大サイズの篆刻をA4シートから5mm余白を保って切り出すと、背中に配置し
綿用の温度に設定したアイロンを5秒、さらに5秒間、体重をかけてプレスした。
シートの温度が常温に戻ってから裏紙を剥がすのだが、これが難しい。
私の分はうまく剥がせず、一部に薄い紙が残ってしまった。
続いては、さらなる仕上げのため、仕上げシートをのせるとさらにアイロンでプレスした。
仕上げシートが常温に戻ってから取り外すと、このようなバックプリントが完成した。
続いては、前面のロゴも同様に・・・
あくまでもシートを貼り付けるタイプなので、文字だけを印刷することはできない。
そこまでこだわらなければ、慣れればかんたんにオリジナル作品を制作できるだろう。
次は、オリジナル法被づくりの準備を進めよう。