2024年03月03日(日) 度会神主檜垣常昌卿の御霊を祀る飛社(伊勢市浦口) (徒歩)
本日のぶらりで訪れた飛社。かなり前にGoogleMapで見つけて訪れたいと思っていた場所だった。
宇治山田高校のグランドの隅に隣接している。
社殿は無く、鳥居と記念碑、背の低い御垣がある。
記念碑には次の内容が刻まれていた。
檜垣常昌神主顕彰碑
度会神主檜垣常昌卿は二十四年に亘り豊受大神宮長官(一禰宜)を勤め、延元四年(1339)七十七歳をもって薨じた。その性高潔、学徳は世に聞え、「伊勢神道」を唱導して正直と清浄の実践を説いた。勤王の志篤く「建武の中興」に臨んでは、後醍醐天皇の勅命を受けて討幕の御祈祷を修し、神宮祠官として初めて従三位に叙せられた。
ここ飛社の地は神主薨去の際冠の纓(エイ)が飛び落ちた所と伝え、後人遺徳を慕い御霊を祀る。
かつて上田茂氏祀典を修めるところあり、この度嗣子浩資氏の素懐により本碑を刻む。
ここにその所以を錄し、永く神主の偉蹟を顕彰する。
平成四年九月
飛社奉祀会
飛梅ならぬ、飛纓である。
度会神主檜垣常昌卿の御霊がまつられている。
御垣の右手にはこちらの「飛社」と刻まれた石が置かれている。
今日は久しぶりに冷え込んだため、手水石の水は凍っていた。
なお、こちらの前に立つ電柱の番号板には「白石山」とある。
所在地は、このグランドの隅だ。