2024年06月01日(土) 高 潤生 個展「人生美麗」/ 印風画・書・かな篆刻@伊勢和紙ギャラリー (徒歩)
高 潤生 個展「人生美麗」が、本日より伊勢和紙ギャラリーにて開始された。(6月30日まで)
会期 ◎ 2022年6月1日(土) – 6月30日(日) ◎ 9:30 – 16:30 ◎ 6月9日(日)・16日(日)・23日(日)は休館 会場 ◎ 伊勢和紙ギャラリー (大豐和紙工業株式会社 内) ◎ 516-0079 三重県 伊勢市 大世古一丁目 10-30 ◎ (0596)28-2359 ◎ https://isewashi.co.jp/ 写真作品 友情出品:中北喜得 6月8日(土)・22日(土) 13:00~16:00「篆刻体験会」も開催します。 (材料費800円・ご予約優先) ◎ 高潤生 / こうじゅんせい (号 風魂) 印風画家・書道篆刻家 ◎ 新しい文字アート「印風画」・「かな篆刻」を開拓 【引用】 高 潤生 個展「人生美麗」/ 印風画・書・かな篆刻 | 伊勢和紙 より
初日である本日には「書のパフォーマンス」が実施されるため、余裕を持って現地を訪れた。
会場には伊勢和紙館も含め、33点の作品が展示されている。
今回の作品展についてのテキストはこちら。
「人生美麗」 高潤生 個展 -印風画・書・かな篆刻- この宇宙の広大なる舞台に、生命を育む青き星に生を受けたことは、まさに幸 福の極みです。このかけがえのない人生を、喜びと美しさに満ちたものにしてい くことが、私たちの使命ではないでしょうか。 今回の展示会では、「男」と「女」の文字を用いて、人生の素晴らしい風景を 描出したいと考えています。 (高 潤生)
伊勢和紙ギャラリーでの高潤生展は「光陰を刻む」「天地相合」「心の浄土」「養 怡(ようい)- なごむ心を養う -」「平安是福(へいあんこれふく)」「聖地伊勢」「ひ まわり」につづいて八回目。ほぼ二年に一度の恒例として皆さんのご期待にお応 えし開催してきました。今回も文字の面白さを解き明かし、人類の英知といえる 豊富な古典典籍を通じて現代の社会を照射する高潤生氏の世界を展開します。 「伊勢和紙Art雪色」や手すき伊勢和紙「純三椏紙」などを使用。墨書や印 刷の伊勢和紙の表現力をご覧ください。
さらに、今回の個展のタイトル「人生美麗」と同じ題名を有する作品のテキストがこちら。
「人生美麗」 彼女は夢の中から歩み寄り、 露のように清らかで、 美しい音楽がかすかに漂い、 春の夜は眠れぬ。 砂浜には愛の足跡が、 炎のように熱く、 日月星海をすべて忘れ、 天地の間にはただあなたと私。 煩悩は人生の伴侶、 誘惑は迷いの中の妖艶な花。 長い人生の道、 秋の海は波濤を大きく揺らす。 白髪には光陰の色が宿り、 日々の生活に青春の誓いを点検する。 人生は有限、愛情は無限、 あなたの手を取り、永遠に。 風魂
この作品「人生美麗」はメインギャラリー西の壁面、全面を使った長尺の作品である。
ここで語られストーリーが展開されている。(この作品では篆刻用の石を12個も使ったそうだ)
今回の主要な目的は、書のパフォーマンスを拝見することだったので、その他の作品については後日に再訪した際に紹介しよう。
以前、書のパフォーマンス(2019年)で書かれた作品「気淑風和」を再確認してから伊勢和紙ギャラリーを出た。
書のパフォーマンス会場では、高潤生さんが準備を・・・
定刻の11時になると、大豐和紙工業株式会社 中北喜亮社長による挨拶の後、高潤生さんによる書のパフォーマンスが開始された。
最初の文字の「男」
「田」の下には「鋤」の形状が。男は田で働く。
(と 解説を添えようと書いていたところ、中北喜亮社長から「高先生のパフォーマンスの動画ができました」と連絡をいただいた。YouTubeのリンクを記事の最後に掲載します。)
二文字目の「女」は横を向いて正座する姿。(DMにも掲載されている作品「愛は乞うべからず」と同様だ。)
三文字目の「美」。下の部分は人が正面を向いている姿。「女」は横向きなので、こちらは「男」。「男」が頭に羊の毛などを付けているそうだ。
最後の文字「麗」。下部は「鹿」
書かれると言うより、描かれるに近い感じで、全体で「シカ」である。
名を入れ、
2箇所に印を押すと
多数の方々を引き寄せて
書が完成した。
ここで完成した作品「男女美麗」は、6月8日(土)以降、伊勢和紙ギャラリーにて展示されるとのこと。
再訪せねば!
【参考】
高 潤生 個展「人生美麗」/ 印風画・書・かな篆刻《初日の作者による書のパフォーマンス》(暫定版・限定公開)【伊勢和紙ギャラリー】
【伊勢和紙ギャラリーにて体感した企画展ほか】 ※高潤生さんの作品展は年月日が赤文字
- クリエイターズ協会 伊勢和紙作品展「ワシらの和紙展」二〇二四@伊勢和紙ギャラリー 2024年04月07日
- 伊勢和紙に映す情景 近藤健治・林隆久 写真展@伊勢和紙ギャラリー 2024年03月16日
- スマホ戦隊ワシレンジャーによるリアルスタグラム〜スマホからアートへ〜@伊勢和紙館 2023年10月21日
- 第八回 伊勢和紙プリントの会・作品展@伊勢和紙ギャラリー 2023年10月21日
- 岩手の詩人・絵描き 空伯作品展@伊勢和紙館 2023年06月04日
- 加藤貞子写真展「自然に惹かれて」–九十路(ここのそじ)の眼差し–@伊勢和紙ギャラリー 2023年06月04日
- 伊勢和紙による 三輪 薫「花恋-Ⅱ」とフォトワークショップ「風」写真展@伊勢和紙ギャラリー 2023年02月26日
- 大形直樹写真展「磯部の御神田(おみた)」@伊勢和紙ギャラリー 2022年10月10日
- 東方篆刻研究会による篆刻体験会@伊勢和紙館(伊勢市大世古) 2022年06月25日
- 高潤生 個展「ひまわり」印風画・書・かな篆刻@伊勢和紙ギャラリー 2022年06月05日
- 森武史写真展 熊野修験@伊勢和紙ギャラリー 2022年03月12日
- 第7回伊勢和紙プリントの会作品展@伊勢和紙ギャラリー 2021年10月16日
- 伊勢和紙による 三輪薫 写真展「こころの和いろ-Ⅱ」(伊勢和紙ギャラリー) 2020年03月01日
- 第六回 伊勢和紙プリントの会 作品展@伊勢和紙ギャラリー 2019年09月28日
- 高潤生 個展「聖地伊勢」印風文字画・かな篆刻・書(伊勢和紙ギャラリー) 2019年06月01日
- 三輪薫写真展 Rock-Ⅱとワークショップ「風」写真展(伊勢和紙ギャラリー) 2019年02月16日
- 前田有歩 写真展「The Air」(伊勢和紙ギャラリー) 2018年10月13日
- 浜中悠樹写真展「UTSUROI」-うつろい-(伊勢和紙ギャラリー) 2018年09月16日
- 青野恭典写真展 風のことづて(伊勢和紙ギャラリー) 2018年05月19日
- The Land and the People ペルナッカ スダカラン作品展(伊勢和紙ギャラリー)#2 2018年03月31日
- The Land and the People ペルナッカ スダカラン作品展ほか(伊勢和紙ギャラリー) 2018年03月10日
- 伊勢和紙による 三輪 薫 写真展「こころの和いろ」@伊勢和紙ギャラリー 2017年09月18日
- 高潤生 個展「平安是福」印風画・かな篆刻・書(伊勢和紙ギャラリー) 2017年05月27日
- 参宮ブランド擬革紙の会による『擬革紙の復興 和紙にあそぶ』(伊勢和紙ギャラリー) 2017年01月29日
- 第五回 伊勢和紙プリントの会作品展とギャラリートーク(伊勢和紙ギャラリー) 2016年10月08日
- 金森正巳作品展再訪、大豊和紙工業の三輪神社参拝 2016年05月28日
- 涸沢・上高地 伊勢和紙に描く 金森正巳作品展(伊勢和紙ギャラリー) 2016年05月21日
- 伊勢和紙による三輪薫「仏蘭西・巴里」とフォトワークショップ「風」写真展(伊勢和紙ギャラリー) 2016年02月27日
- 高潤生 個展「養怡(ようい)- なごむ心を養う -」(伊勢和紙ギャラリー) 2015年06月13日
- 有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー) 2015年04月18日
- 戸川覚写真展「阿仁根子」(伊勢和紙ギャラリー) 2015年03月14日
- 「やさしさ」 伊勢和紙による写真と書の展示 (写真:久保圭一、書:久保丈二)の回想 2014年08月10日
- 伊勢和紙による 篠原 龍 写真展「霊場熊野」(伊勢和紙ギャラリー) 2014年05月17日
- 『四重奏 艸・想・爽・創』 四人展(伊勢和紙ギャラリー) 2014年03月29日
- 伊勢和紙館、伊勢和紙ギャラリー(大豊和紙工業) 2011年10月29日
など・・・