2024年05月25日(土) 御塩道ウォーク 2024 (徒歩)
今年もこの季節がやってきた。
伊勢神宮では自給自足を旨とし、御饌や修祓のための御塩(堅塩)は御塩殿神社で奉製され、外宮へ納めるために護送される。かつて御塩が人に担がれて護送されたルートは御塩道と呼ばれ、軽トラによる護送に替わった現在でも極力そのルートをたどると聞く。御塩道をたどり外宮へ着いた御塩は、特別は橋(御塩橋)を渡る。
【参考】
- 御塩護送と御塩殿での御塩焼固(御塩殿神社) 2016年10月08日
- 御塩護送は御塩橋を渡って外宮へ 2020年03月07日
御塩づくりは夏の土用の頃から始まるが、毎年この時期になると御塩道を歩きたくなる。
御塩道のことを知ったのが2010年。2014年からは毎年、1回は歩いている。
ルートの詳細については、(社)伊勢市観光協会青年部および伊勢市が主催して平成16年に実施された 伊勢『御塩みち』ウォークのマップが参考になるので、歩きたい方はとても参考になる。
- 『御塩道』の地図 (過去に紹介した記事)
今年は【キタヰの妻】が同行し、ふたり旅となった。
なお、以前に歩いた記録は、本記事の最後尾に列挙した。詳細については過去の記事が詳しいので、今回は「ここは御塩みち」の案内板の経年劣化など、気になる点だけを列挙してアルバム的に紹介しよう。
御塩殿からその裏手にある御塩焼所、御塩汲入所へと向かう小径に落ちる影はスポットライトの集合体のようで、いつも美しい。御塩殿神社にてお参りしてから
御塩浜で採取した鹹水を荒塩に焚き上げる御塩焼所とその右隣にある御塩汲入所(地中に埋められた瓶に鹹水が保管されている)および
荒塩を堅塩に焼き固める御塩焼所に挨拶してから
御塩殿神社を後にした。
こちらは御塩殿神社の前にある「ここは御塩みち」の案内板。
さらに御塩道を進むとかつてはまだしっかりしていた案内板が、その姿を変えている。
荘地区を抜けて国道42号を越えると
山田原へ。
安土城天主閣の遠望できるこの近くの民家に塀にも「ここは御塩みち」の案内板がかかっていたが今はない。
このNTT電柱番号板がその代わりだ。
山田原を過ぎて溝口では、民家の庭に
今も文字が読み取れる状態で残されている。
さらにその先、左手にある溝口会館の入口付近では、恥ずかしがる姿も。
この先のガードレールには変身した案内板(全体が塗装され文字が赤く縁取られた)があるが、それは2023年のウォークで紹介している。
この先では、しばらく案内板がないため・・・
こちらが辛櫃を担いで御塩を護送した当時に、一箇所だけ辛櫃をおいて休憩できたとされる橘神社。
本日は25日「くろあんの日」だったので、店の外には多数の人が列んでいた。
角屋に関連の店舗にも案内板。ここにも、
そして、こちらも。屋根の下にあるので風雨から守られいる。
神久交差点を過ぎれば、外宮は近い。
いなくなってから久しいお稲荷さんを眺めてから
清浄坊橋で勢田川を渡った。こちらは架け替えられる前の親柱。
さらに、先へ進むと2020年まではここに「ここは御塩みち」の案内板が掛かっていたことを思い出す。
JR参宮線の吹上町踏切を渡れば
吹上交差点。
外宮参道。その先が
外宮表参道口。
しかし、御塩の護送には特別は入口がある。それがこちらの御塩橋。今は関係者以外立入禁止となっているので、遠望。
実際にこちらが利用される様子は、先にも紹介した次のリンクにある。
- 御塩護送は御塩橋を渡って外宮へ 2020年03月07日
【参考】 御塩道ウォークの記録
- 御塩道ウォーク 2023 2023年06月18日
- 御塩道ウォーク 2022 2022年05月15日
- 御塩道ウォーク 2021 2021年07月22日
- 姿を消した案内札「ここは御塩みち」の代りは電柱番号板[山田原幹36] 2021年02月11日
- 御塩道ウォーク 2020 2020年08月01日
- 御塩道ウォーク 2019 2019年06月02日
- ここが御塩道の「せせらぎ橋」? 2018年07月15日
- 御塩道ウォーク 2018 2018年05月27日
- 今年は早々に御塩道ウォーク2017 2017年06月17日
- 御塩道ウォーク2016 2016年07月18日
- 第16回 御塩道を歩く(外宮にぎわい会議 主催)、二軒茶屋餅〜外宮 2015年07月26日
- 御塩道ウォーク 2015年07月18日
- 『御塩みち マップ 絵地図』を片手に、御塩道 2014年07月20日
- 御塩道その1/2(御塩殿から汐合橋へ) 2010年10月31日
- 御塩道その2/2(汐合橋から外宮斎館へ) 2010年10月31日