2022年10月23日(日) 特別展「生きる正倉院 -伊勢神宮と正倉院が紡ぐもの-」@神宮徴古館・神宮美術館・せんぐう館 (徒歩)
11月9日(水)まで、神宮の博物館(神宮徴古館、神宮美術館、せんぐう館)では「特別展 生きる正倉院 -伊勢神宮と正倉院が紡ぐもの-」が開催されている。
【参考】
最近は週末の予定が立て込んでいる。昨日にワクチン接種を受けたが全く体調に影響がなかったため、今日しか無いと判断し特別展が開催されている三館を巡ることにした。
【キタヰの妻】とともにてくてくと・・・
まずは、神宮徴古館。
続いては、神宮美術館。
この特別展の開催中は、神宮農業館が休館だった。
三会場の案内板を後にすると
御幸道路を歩いて外宮まで。
最後は、久しぶりのせんぐう館。
神宮の博物館、三館(神宮徴古館、神宮美術館、せんぐう館)を利用しての特別展。
展示数は169点にもおよび、見ごたえがあり過ぎだ。
豪華にして繊細な職人技には感嘆してしまう。
すべてを消化できない状態だったで、図録(3,000円)を購入した。
帰宅後には、素晴らしい図録のページをめくりながら、展示を振り返っている。
なかでも、印象的だったのは、せんぐう館で展示されていた「玉纏御太刀調製工程品」の説明に
ふたつに割られた鞘材は、刀の形に削られてから、続飯 (そくい:飯粒を水で練った糊)で接合される
と紹介されていたことである。鞘作りの世界では常識のようなのだが、初めて知った私には強烈な印象となった。
素晴らしい至宝の数々だが、今後は技術やノウハウの伝承だけでなく、材料の調達にも大きな課題がある。継承には変化が付きものだ。