2023年11月23日(祝・木) ニューマチックケーソン工法によるP3橋脚工事(令和5年度伊勢市道高向小俣線(宮川橋)橋梁架替工事) (徒歩)
度会町ふるさと歴史館で「宮川の橋に関する企画展」『橋〜つなぐ人・モノ・文化〜』を観覧したからだろうか?、以前から気になっていた宮川橋の架替え現場を確認したくなり
【参考】
- 新しい宮川橋のP1橋脚工事(JR参宮線宮川架道橋の下流側右岸) 2023年05月28日
午後から【キタヰの妻】とウォーキングがてら現地へ向かった。
宮川の下流側から右岸の堤防道路を進むと、この看板が現れた。
さらに進むと野球グラウンドの跡地(?)は工事現場に・・・。先日、目にしたP1橋脚に加え、P2橋脚も完成している。
さらに堤防を進むと左側(川とは反対側)に
緑色で円筒形の物体が・・・(何だあれは?)
さらに、その場所から引かれた
3本のパイプラインが
(何のためのパイプか? 各パイプには[P5送気本管][P4送気本管][P3送気本管]と記されている。空気を送る?)
堤防を越えると新たなP3橋脚の工事現場へと向かっている。
こちらにも円筒形のものがある。
どんな工法なんだろう?
帰宅後に三重県のホームページを確認した結果は次の通り。
P3橋脚およびP4橋脚、P5橋脚、各工事の施工にはニューマチックケーソン工法が採用されている。ネットで調べると工法の説明は散見され、YouTubeでも見られるので、工法の説明はそれらに譲る。
現在、施工中のものはP3橋脚であるが、各橋脚の工事は異なるJVが落札した。特記仕様書には「この工法に使用するケーソン設備(送気・予備・救急設備)を設置するヤードはすべての工事で共同使用するから工事間で調整すること」とある。
だから、3本のパイプラインがヤードから工事現場まで並行して走っているのだった。
パイプはこの先で、それぞれP4、P5の現場まで延長されるのだろう。
すでに完成した橋脚にはすでに銘板が設置されている。
なんとも大掛かりな工法だろうか。
(この時は、何なんだろうと眺めていた。)
新しい橋が完成すると廃止される現在の宮川橋を車に注意しながら渡って、パチリ。
形状が特徴的な親柱は再利用されるのか。
この標識はなくなるのだろう。
対岸からP3橋脚の手前に施工されるP4、P5を想像しながら
工事現場を後にした。
橋が掛け替えられると、どんな変化があるのだろう。
この付近は、かつて宮川・桜の渡し(下の渡し)があった場所だ。
【参考】
- 宮川・桜の渡し(下の渡し) 2010年09月26日
- 消えた「宮川渡場」の道標(宮川・桜の渡し(下の渡し)付近) 2015年03月28日
- 【紹介】本「街道今昔 三重の街道をゆく」編著 千枝大志(風媒社) 2023年07月24日