2022年07月30日(土) 原状復帰されていた中館(なかたち)遺跡の発掘調査現場(伊勢市一志町) (車、徒歩)
昨日、三重県埋蔵文化財センターのFacebookページで、中館遺跡が紹介されていた。
【発掘調査‘22】
中館(なかたち)遺跡
戦国~江戸時代の外宮と山田
伊勢神宮外宮(げくう)の門前町である山田(やまだ)は、室町時代から江戸時代にかけて経済的に大きく発展し、江戸時代には多くの参宮客で賑わいました。
今回の調査地は、外宮のすぐ北側です。現在の地表から約2m下で、戦国時代(16世紀)の土器・陶磁器が大量に出土しました。外宮の周囲には湿地や川があり、この一部を戦国時代から江戸時代初め(16~17世紀)に埋め立てて、町屋や道路を整備していったようです。詳しくは、三重県埋蔵文化財センターホームページをご覧ください。(調査研究1課)
https://www.pref.mie.lg.jp/maibun/hp/05142001448.htm【引用】 三重県埋蔵文化財センターのFacebookページより
また、ホームページでは次の資料が紹介されている。
- 中館(なかたち)遺跡の発掘情報(PDF) | 三重県埋蔵文化財センター
こんなところにも遺跡があったのか?
現場を確認しようと朝ぶらりの途中で訪れてみた。
こちらは県道22号 伊勢南島線。外宮前で伊勢市観光協会 風餐亭とうなぎ処 喜多やに挟まれるあたりだ。
外宮の北御門へ折れる交差点付近には、以前からこちらの工事看板が立てられていた。
さらにNTT方向へ進むと
この場所が、Facebookに掲載されていた写真の場所だ。すでに原状復帰されていた。こんなところで発掘調査が進められていたなんて・・・。
電柱を撤去するために、電線などを地中へ埋め込む電線共同溝工事にあわせて実施された発掘調査だった。
工期が定められた工事なので、速やかな発掘調査だったのだろう。