2024年07月27日(土) 御塩浜での採鹹作業、目にしたのは浜をかえす爬砂(はしゃ)(伊勢市二見町西) (徒歩)
本日は晴天だったので、【キタヰの妻】と朝から御塩浜までぶらり。
9時過ぎに到着したところ
御塩浜の前に張られたテントへは大型の扇風機が向けられていた。
採取した鹹水(濃度が高められた塩水)を詰める樽を数えると5〜6樽。
休憩中だと思って帰ろうとしたところ、テント付近で動きがあり奉仕者が砂かき(竹刃の馬鍬)を手にした。
御塩浜を四分割するように浜をかえす作業が始まったのだった。
自給自足を旨とする伊勢神宮では、祭典で使用する御塩(堅塩)も独自に調製している。
その塩のもととなる鹹水(濃度を高めた塩水)を採取する場所が、こちらの御塩浜である。
御塩を奉製する流れについては、こちらを。
【参考】
以前にも紹介したことがあるが、御塩づくりをわかりやすく紹介したビデオがYouTubeにアップされている。改めて紹介しておこう。
炎天下の御塩浜では、素足の奉仕者が、この映像でも紹介されている「浜をかえす」作業を・・・
馬鍬で砂を掻くのは力がいりそうだ。
御塩浜全面の砂を返すと
馬鍬を洗い、再びテントへ戻った。
午後からは鹹水が採取されたのだろう。
なお、この記事のタイトルにある用語「爬砂(はしゃ)」については、神宮司廳が発行する神宮広報シリーズ(三) 神宮の御塩 による。