2024年10月05日(土) 初めて拝観した御塩殿祭、御塩殿神社(皇大神宮 所管社) (車、徒歩)
本日は御塩殿祭を拝観するために御塩殿神社を訪れた。
ブログ「神宮巡々」を初めてから15年。なぜか御塩殿祭を拝観したことがなかった。
御塩殿祭の朝に訪れたことはあったのだが・・・
【参考】
- 御塩殿祭の朝、御塩殿神社(皇大神宮 所管社) 2017年10月05日
- 御塩殿祭の朝、御塩殿神社(皇大神宮 所管社) 2018年10月05日
神宮の御塩については、こちらの記事に説明等のリンクもあるので、詳細はこちらに譲ろう。
【参考】
- 御塩道ウォーク 2024 2024年05月25日
本記事では、御塩殿祭の様子のみをまとめた。
定刻になると
報鼓が鳴らされ祭典が開始された。
斎舎前に整列していた祭員は、御塩殿前の鳥居をくぐると祓所へ。
大麻と御塩にて
辛櫃に収められた神饌をはじめ、祭員および来賓が祓い清められた。
修祓を終えると神社の前へと参進。
祓所には、銭切と御塩は残されていた。
御塩殿神社では
祭典の次第に則り、献饌
祝詞奏上
玉串奉奠
八度拝と続き、
その後、来賓の玉串奉奠となった。齋藤少宮司ほか塩業者ら・・・
玉串奉奠を終えると
撤饌。
その後、御塩焼固のために
御塩殿では
忌火が鑚られた。
忌火鑚りを終えると
祭員は退下となり、御塩殿祭は終了した。
来賓が帰られるまで、しばし規制が入った後
一般の拝観者への規制が解除され、祭典を終えた御塩殿神社に参拝する方、多数。
煙をたなびかせる御塩殿には
多数のスマホやカメラが向けられた。
御塩殿では、御塩焼固作業が開始された。
御塩殿神社でこれだけの人々を目にするのは稀である。
こちらで奉製された御塩(堅塩)が
本日の祭典でも使用されたのだろうか。
そんなことを考えながら、御塩殿神社を後にした。
本日、気になったことは2点。
ひとつは、祓詞や祝詞の奏上では言葉を聞き取れないものの音が発せられていることを把握できたこと。(神宮での祝詞奏上は微音で周囲に聞こえることはないのだが)
先日、志宝屋神社(豊受大神宮 末社)で地元のために斎行された祭典では微音ではなかったことを思い出した。
【参考】
- 志宝屋神社(豊受大神宮 末社)で斎行された地元の「夏のおまつり」 2024年07月06日
もうひとつは、八度拝の際に正対する向きが正殿ではなく、御塩殿だったこと。(木の陰で見難かったが、間違いないと思う)
過去の記事を確認したところ、神御衣祭に向け神御衣を奉織する機殿神社では、正殿に向かっていた。
【参考】 神御衣奉織始祭(神服織機殿神社) 2016年05月01日