2024年01月08日(祝・月) 2024年、御頭神事はじめは茜社にて(伊勢市豊川町) (徒歩)
成人の日である本日、茜社では御頭神事が斎行された。
【参考】
- 御頭神事、茜社(伊勢市豊川町) 2023年01月09日
- 茜社の御頭神事(伊勢市豊川町) 2022年01月10日
10時から祭典が開始されると聞いていたので、その20分前に到着した。
茜社をはじめ境内社である豊川茜稲荷神社および茜牛天神にもお参りを終えると
豊川茜稲荷神社の前で焚かれているどんど火で冷えた身体を温めた。
その隣には、参道から取り外された鳥居が積まれている。奉納鳥居は本来の鳥居としての役割を終え、最後のお役目となる。そのおかげで・・・
定刻となると祭典が開始され、降神の儀を含む祭典および舞の奉納、書道コンテストの表彰が進められた。
その後、村松町の神楽師の手により御頭が神前の案から運び出されると
拝殿前にて「七段の舞」が舞われた。神楽師のご厚意により、私は大太鼓の脇で拝観できた。太鼓の音を身体全体で感じながら御頭神事を体感するのは初めての経験だ。なんとも感慨深い。
【七段の舞】
【御頭による噛み】
舞を終えると希望者は列をなし、御頭に頭を噛んでもらった。
以上で、神社での舞は終了するのだと思っていたところ
【悪魔祓いの舞】
本来は地域を巡って舞った後、神社へ戻ってから舞われる「悪魔祓いの舞」が、豊川茜稲荷神社の鳥居下で始まった。
宮司から
刀を受け取った御頭は
四方を切り払った後
どんど火を一周した。
これにて
刀は宮司が持つ鞘へと戻された。「悪魔祓いの舞」は終了。
その後、御頭が先ほどの案へ戻されると昇神の儀を終え、御頭神事は終了となった。
いままで「悪魔祓いの舞」を目にしたことがなかったので、ありがたい。
この状況から判断すると、巡回での舞は実施されなかったのだろうか?