2022年10月29日(土) 2022年秋企画展 濱崎崇写真展「ちいさいはやし」@gallery0369(津市美里町三郷) (車、徒歩)
午後からは写真展をはしごした。
最初は、久しぶりに訪れるgallery0369(津市美里町三郷)だった。
こちらでは、明日(10/30)まで 濱崎崇写真展「ちいさいはやし」が開催されている。
【参考】 詳細はこちら
- 2022年秋企画展 濱崎崇写真展「ちいさいはやし」 | gallery0369
ギャラリーは入口の扉が開け放たれた状態で、網戸(引き戸)が設置されていた。
ガラガラと網戸を開け、ギャラリーへ入ると無人の空間にスクエアなモノクロ写真が整然と展示されていた。この空間を独占状態となった。
全体的には、やわらかくてやさしい雰囲気なのだが、一枚だけ気になる写真があった。
手前から作品を観ながら進むと、後半部にこちらのテキストが掲示されていた。
自宅から歩いてすぐの場所にちいさなはやしがあります。 そこはこどもたちの格好の遊び場であり、自分の気持ちを 落ち着かせてくれる場所でもあります。樹々の手触り、 蝉や小鳥の唄聲、馨る匂い、落ち葉の踏み音、とりたてて 珍しいものは何もなく広くもないけれど、こころをのびやか にしてくれるたいせつな場所でありつづけています。 14年以上にわたり撮り続けている、その林の風景と こども たちが織りなすモノクロームのちいさな日々の作品です。 濱崎 崇
書店員である濱崎さんだから、言葉にはこだわりがあるのだろう。
さきほどのテキストに「ひらがな」が多いのは、写真のイメージとリンクする。しかし、それとは逆行するように画数の多い漢字(「聲」「馨」などの旧字)も使用されている。
これは、一枚だけ気になる写真に関係しているのかもしれない。
さらに、さきほどのテキストでは
写真展のタイトルの「ちいさいはやし」と文中の「ちいさなはやし」は使い分けているのかな?
なぜに「聲」「馨」などの旧字を使っているのか?
文中の「はやし」と「林」や「ありつづけ」と「撮り続け」はあえて使い分けているか?
など、細かいことが気になってしまった。
最後に、私が気になった写真はこちらだ。