2022年11月27日(日) 駅舎が解体されるJR参宮線 田丸駅を訪ねて (車、徒歩)
JR参宮線 田丸駅の駅舎が解体されると聞いたので、玉城町ぶらりの際に訪れた
参宮鉄道が開通した1893年に供用されてからすでに130年ほど経過しており、老朽化のため耐震性に問題があるそうだ。
たしかに、このような敷居が石製で、引き戸が木製の建物はかなり珍しい。
この景色も変化するのだろうか?
駅舎を改めて眺めるために跨線橋へ進むと
田丸駅の全景はこんな感じだ。
駅舎の屋根がかなり歪んでいることは明らか。素人目にも大きな地震には耐えられなさそうに思える。
また、屋根瓦の落下防止だろうか、全体がネットで覆われている。
ホームを移動していると何故かこんな点字ブロックが・・・。どこへ誘導しているのか?
そんな疑問を残しながら駅舎へ戻ると「ありがとう田丸駅舎」の寄せ書きシートが貼られていて、多数のメッセージが残されていた。
建物の老朽化により建て替えは必然的なものだが、
同じJR参宮線にある山田上口駅のような変貌は悲しい。
【参考】
- JR山田上口駅と『平清盛幕張松古蹟』の石碑 2012年08月11日
- 建て替えのために解体されていたJR参宮線山田上口駅の駅舎 2018年12月25日
- 駅舎を建て替え中のJR参宮線山田上口駅では他にも変化が! 2019年01月14日
- 入院のまとめ 10日目 2019年03月06日
こんな風にはなって欲しくないと思っていたところ、玉城町には解体される田丸駅舎の跡地に駅舎機能を持たせた交流施設を新設する計画があり、すでに詳細設計の業務委託が契約されていた。
【参考】
工事(業務)名等 : 田丸駅前施設建築工事設計 業務委託
担当課 : 総務政策課
場所 : 玉城町地内
落札業者: 株式会社山本設計
落札金額: 2,430,000(税抜)
納入期限: R5.3.10
なお、「田丸駅でつながるまちづくり協議会」が、新しい田丸駅を駅舎としての機能をもった住民のための施設へと生まれ変わらせる方向で、その役割やあり方について検討を進めているようなので、こちらの成果も工事設計に反映されるのだろう。
【参考】
- 田丸駅でつながるまちづくり協議会 ホームページ
- 田丸駅でつながるまちづくり協議会 Facebookページ
新しくなる駅舎が素晴らしい施設となることを期待したい。