2023年10月29日(日) 史跡斎宮跡第205次調査(1区)〜奈良時代の斎宮中枢域の実態解明〜の発掘現場 (車、徒歩)
斎宮歴史博物館に到着したのが開館20分前だったので、「どうしよう?」
近くに重要な遺跡の発掘現場があることを思い出した。
それは、先週の10月21日に現地説明会(史跡斎宮跡での奈良時代における斎王の宮殿の発見)が実施された現場。私は気付くのが遅れ、訪れることができなかった。見学者は数百人と大変多かったそうだ。
斎宮歴史博物館から南方向へ進むと竹神社跡を右手に見ながら、近鉄の沿線へ向かった。
以前、フリーウォーキングで発掘現場付近を歩いたので、迷うことなく・・・
【参考】
- フリーウォーキングにて、小雨降る斎宮のぶらり 2022年04月17日
突き当りの丁字路を右へ進むと
この電柱と
近鉄山田線の間が目的の発掘現場だ。
案内掲示の下には、こちらの現地説明会資料は用意され、自由に持ち帰れるようになっていた。
説明会資料の図面と現場を見くらべながら、特殊な構造の正殿が建っていたことを想像した。
詳細についてはこちら。PDFファイルをダウンロードできる。
【参考】
近鉄がこの遺跡を横切ってしまったとは残念だ。
近鉄は奈良でも平城宮を避けて線路を敷いたつもりなのに、実際には平城宮はもっと広くて世界遺産平城宮を横切ることになったり、斎宮でも結果的に線路が横切ることになったりで、残念な事ですし、近鉄としても意外だったでしょうね(笑)
最近、斎宮歴史博物館で映像展示を見たのですが、線路を近鉄の「しまかぜ」が横切る映像が使われていて、ある種の“現代と古代の交差”を象徴する映像で印象深かったです。
当時の斎宮の群行も、現代では京都から斎宮まで、近鉄を使えば3時間掛らずに移動できるとは思うまい(笑)
明野明星さん
コメントありがとうございます。
今は便利さが当たり前の時代なので、時にはこのように往時を偲べる体験も必要ですね。
便利さの陰に隠されたものも多いですから。
私は、日常からできる限り歩くように心がけています。
では、また、