2024年12月30日(月) 久しぶりの和具屋商店(伊勢市河崎) (徒歩)
河崎で和具屋さんの前を通ったら、ご主人である大西佐一さん(河崎古文書の会でご一緒)から
時間があったら、奥を見てく?
とお誘いをいただいた。
店頭にはNAGIの98号に加え、先日訪れたドイツのカメラマンが蔵のなかでモデルを撮影した冊子が置かれていた。モデルと通訳を連れたドイツからのカメラマンはぶらりと訪れると、蔵が気に入りその場で撮影を始めたとのことだった。
在庫が所狭しと置かれた通路を奥へ進むと
最近、新設された展示コーナーを案内していただいた。他のコーナーも・・・
見学を終えると
一旦、店を出たが
手書きの門符が気になったので
しめ縄が手作りですか?
と尋ねたところ
板を
毎年、大工さんに作ってもらい、文字は自分で書く
過去の門符が残っているし、明治の初めの萬控帳には書き方も残っている。
とのこと。
再び、蔵へ逆戻りすると、過去の門符、
さらには、明治四年と記された萬控帳に残された
門符の書き方も見せていただいた。
話は変わり、店の中をトロッコの線路が走ることでも有名な和具屋だが
今もトロッコと線路は残されているものの、レールは割れてしまい人が踏むには問題ないが、トロッコは重すぎる。
とのこと。
また、店の外へ戻る途中、線路の間を指し示し
昔、枕木があった場所は等間隔に凹んでいる。枕木が腐って下がったから
と。
これで蔵から店の外へ戻ったのは2度めだったが、2度あることは3度ある。さらに話が弾むと木彫りの大黒さんがあるからと、またまた蔵へ引き返した。今後は2階への階段を進むと
その途中で、南面した神棚を見せていただいた。
和具屋さんは何度訪れても発見の連続だ。
改めてじっくりと訪れることを約するとこの場を後にした。
「佐一さん、ありがとうございました。」