【再訪】NaNaHa展 -Unexpected Connections-@伊勢和紙ギャラリー

2025年06月21日(土) 【再訪】NaNaHa展 -Unexpected Connections-@伊勢和紙ギャラリー (徒歩)

本展示へは開催初日にも訪れたが、記録に残したように

ご本人が在廊されていたので、些細なことを伺ったが、本質的なことを伺うことを失念してしまった。それは「なぜにこのような手法にいたったのか?」、機会があれば改めて伺いたいものだ。

 

さらに

なぜに、写真を素材とするアナログ・コラージュの手法に至ったのか? その過程を伺ってみたい。

次回、私が訪れることができるNaNaHaさんの在廊日は6月21日。ぜひとも再訪したいものだ。

と心残りがあったので、予定通りに本日再訪した。

 

NaNaHa展 -Unexpected Connections-@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展 -Unexpected Connections-@伊勢和紙ギャラリー

 

ギャラリーの2階へ進むと、サブギャラリーの入口付近には新たに2作品が追加されていた。

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

左の作品は通路の先が別世界なのだろうが、

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

通路自体も何枚かの写真が積層されているかのように感じ

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

斜め横から覗き込んでしまった。

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

平面的な写真ではこのように観ることは、まずないだろう。すでにNaNaHa Worldに迷い込んでいた。

 

こちらは窓がポイントなのはわかるが、どちらが反射で、どちらが透過なのか?

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

こちらの作品も同様で、素直に鑑賞できない自分がいた。

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

 

会場には、予定通り、NaNaHaさんが在廊されていたので、尋ねたところ

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

仕事を辞め、英国で勉強していた時、被写体を切り抜く課題があった。

切り抜いた先には別の写真があり、それが印象的だった。

これを契機として、今のような表現に至っている。

使用する紙はケント紙なども使ってみたが、印刷できる和紙を探したところ「伊勢和紙」を見つけ、他の和紙を試すことなく、こちらを使い続けている。

作品づくりを始めた時から、写真はそれ自体が作品ではなく、素材としての位置づけで多数を撮りためている。撮影について学びたかったが英国でそのチャンスがなかったため、独学である。

とのことだった。

 

会場には次の掲示がある。

目線、切り取り、表現方法を日々模索しながら
想像を広げるきっかけや問いかけとなる作品を制作している。

東京都出身
2007年 上智大学文学部心理学科 卒業
約5年間の会社員生活を経て、英国へ1年ほど旅立つ
2014年 London College of Communication(Access to HE Design Course)終了
2018年から写真作家として活躍中

 

まさに、NaNaHa World とは「想像を広げるきっかけや問いかけとなる作品」の世界なのだろう。

 

その世界は時として変化する。

こちらは切り抜きではなく、異なる写真を印刷した和紙を重ねるアナログ・コラージュだが、前回に訪れた時にはガラス窓の先に藤原岳がその姿を見せていた。ところが、今日は・・・

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

さらに、作品をじっくりと鑑賞していると

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

3枚重ねの裏側とか。

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

さらに、同じ写真が素材として別の作品でも使われていた。こちらと

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

こちら。これは、現地で確認するしかない。

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

メイン・ギャラリーを後にして、階段を下ると。こちらもアナログ・コラージュではないか?

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

NaNaHa展@伊勢和紙ギャラリー

 

私は NaNaHa World の住人となっていた。

 

観れば観るほど、惹き込まれる作品たち。

6月22日(日)は休館で、会期は来週6月29日(日)まで、現地で体感するしかない。ぜひ!

【詳細はこちら】

 


 

【伊勢和紙ギャラリーにて体感した企画展ほか】

など・・・

 

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