2023年09月17日(日) 「古襖の下張を剥がす」ワークショップ@旧御師丸岡宗大夫邸(伊勢市宮町) (徒歩)
本日は午後から、旧御師丸岡宗大夫邸(伊勢市宮町)で「古襖の下張を剥がす」ワークショップが開催された。
その内容は次の通り
伊勢の古道・神路通りに位置する旧家・東家の古襖を剥がし、宝探し感覚で下張りに使われていた古文書などを読み解きます。貴重な物に遭遇するかもしれません。あわせて建物見学も行います。
古襖の下張を剥がしは、この企画で初めて体験し久しぶりだったので、期待半分、不安半分で訪れることにした。
【参考】
まずは、今回の古襖が提供された旧家 東家に(一方的に)挨拶するため、月夜見宮を背にすると
神路通りを外宮方向へ・・・
ほどなく、右手に立派な門を構えているのが東家である。
こちらにて、「襖を解体させていいただきます」と勝手に、一歩的にご挨拶。
その後、烏帽子世古にある旧御師丸岡宗大夫邸へ向かった。
こちらが旧御師丸岡宗大夫邸。
旧御師丸岡宗大夫邸については、「街道今昔 三重の街道をゆく」でも紹介させていただいているし、過去に多数の記事を掲載している。(リンクを後述)
【参考】
- 【紹介】本「街道今昔 三重の街道をゆく」編著 千枝大志(風媒社) 2023年07月24日
開始時刻の13時30分よりかなり早く到着したが、すでに下張剥がしは始まっていた。
私も早速、参加させていただいた。(私は「見学」と言っていた【キタヰの妻】による撮影)
しかし、私は手さばきがぎこちない。その様子を見ていたからだろう。見学だけと言っていた【キタヰの妻】は知らぬ間に参戦し、次々に下張りを剥がしていた。
このように一枚なりを剥がせると、やりがいがある。
何枚も重ねて貼られている下張りは次々に剥がされた。
こちらなら私でも大半を読める内容だ。
終盤はこのように気持ち良いほどに・・・
剥がした下張りを乾かすため新聞紙の上へ。こちらの新聞紙には「想像の何倍も素晴らしい」と記されている。まさに、古襖の下張り剥がしにはピッタリのコピーだ。
開始から1時間余りで、片面は全ては剥がされ、襖は桟と組子だけの姿となった。
下張りを剥がし終えると、現在の当主である丸岡正之さんに今までのワークショップの成果を見せていただいた。
今回、読み解きまではできなかったが、今後の読み解きにも参加したいものだ。
久しぶりの下張り剥がしだったが、今後は積極的に参加しよう!
皆さんもいかが? 「宝探し感覚」で参加すれば発見がありそうだ。
【参考】 旧御師丸岡宗大夫邸に関する記事のリンク
- カテゴリー: 旧御師 丸岡宗大夫邸 | 神宮巡々3
- カテゴリー: 旧御師 丸岡宗大夫邸 | 神宮巡々2