2023年11月18日(土) 最近、御造宮を終えた相生神社(伊勢市朝熊町) (車、徒歩)
昨日、伊勢大神楽講社のホームページを確認していたところ、相生神社では去る11月12日、山本勘太夫社中による総舞が奉納されたことを知った。
【参考】
この記事に掲載されている写真には真新しい社殿などが写っていた。
総舞を観覧できなかったのは残念だったが、相生神社の造替は朗報だった。
相生神社を訪れたのは10年ほど前、その時に気になることがあったことを思い出した。
【参考】
- 相生神社(伊勢市朝熊町) 2013年06月22日
気になったのは
「相生神社並びに境内社 ご案内」には、山之神社と八幡社は相生神社に合祀されたと記されているが、本殿の左右には東殿と西殿があり、それぞれに祭祀されている。
ことであった。
この疑問にも解消できるかもしれない。
【キタヰの妻】と自宅から歩こうかと思ったが、今朝は強風が吹いていたのでショートカットするため、伊勢イオンから相生神社をピストンした。
冷たい風に耐えながら歩を進めると40分ほどで相生神社に到着。駐車場越しに新しい社殿等が望めた。
伊勢大神楽講社のホームページで目にした雰囲気が蘇ってきた。
この時は空から雲が流れ、青空が広がっていた。
「御寄付御大儀芳名」の掲示板によるとこちらでは「御造宮」と称するようだ。
案内板に指示されている参拝順で、遥拝所、尼ヶ森社、
相生神社にお参りした。
お参りを終えてから御垣の中を拝見すると神々しい。
東西の社殿はなくなり、御敷地の中心には大きな社殿が建っていた。
境内の隅にはこんなところも新しい。
御造宮で更新された「相生神社並びに境内社 ご案内」を確認すると
私の疑問を解消する情報が提供されるとともに、今回の御造宮での変更点が記されていた。
まず、私が疑問に思っていた山之神社と八幡社の件については、補足が追記されていた。
山之神社の説明には
昭和20年独立 今回相生神社に合祀
と
さらに、八幡社の説明には
平成五年独立 今回相生神社に合祀
と。
「独立」の文字は10年前に見た案内板には記述されていなかった。補足されていた情報で、東殿と西殿の存在の理由が明らかになった。
ところが、今回の御造営では山之神社も八幡社も相生神社に合祀され、社殿は一宇となっていた。
さらに、この案内板に記されている山之神社と八幡社の社号名は一文字分、下へ移動されている。この変化が相生神社への合祀を明示している。
さらに、こちらの配置図では東殿と西殿が削り取られていた。
さまざまにスッキリした気分になったが、最後にひとつ新たな疑問を抱えてしまった。
その原因は尼ヶ森社前に立てられた立札にあった。
それは建立日「令和五年十二月吉祥日」ではなく、最後の一文にあった。
今回ノ氏神相生神社(天獏社・上城社・辨天社・山之神社・八幡社合祀)箕曲瀬社・冨玉社一斉ノ御造営ヲ記念シ古事ヲ探索シ二基ヲ作成シ尼ヶ森社・箕曲瀬社前ニ夫々建立スルモノナリ
令和五年十二月吉祥日
第九回朝熊町相生神社境内社御神遷委員会
この文によれば、相生神社のほかに
箕曲瀬社と冨玉社が御造営されている。
箕曲瀬社の前にはこれと同じ立札がある。
箕曲瀬社と冨玉社はどこに鎮座しているのだろうか?
箕曲瀬社については、Yahoo地図で所在を確認できたので、明日にでも訪れてみようか。