2024年01月21日(日) 千枝大志さんによる「伊勢御師橋村家伝来の屏風解体」体験@河崎蔵(伊勢市河崎) (徒歩)
古文書の会@河邊七種神社社務所でお世話になっている千枝大志さんが、大ナゴヤツアーズの伊勢ツアーを案内した。
【参考】
- 【伊勢の歩き方】歴史学者と行く!観光地とは一味違うディープ伊勢ツアー《河崎編》 | 大ナゴヤツアーズ
そのツアーを終えると夕刻に、伊勢市河崎にある河崎蔵で「伊勢御師橋村家伝来の屏風解体」体験を実施するとのことだったので、駆けつけた。
「Close」の看板が立つ河崎蔵へ足を踏み入れると、店内はすでにこんな状態となっていた。
この体験会には、ツアー参加者を含め予想以上に多くの人が参加していた。
皆さん、楽しそうに一枚一枚を丁寧に下張りを剥がし・・・
しばらくすると片面を終えた。
続いて、裏面へ。
私は、何度か体験していたので
【参考】
- 第一部 ふすまの解体ショー:河崎ふすま解体団による「ふすまの解体ショー&そこから出た古文書によるミステリーまち歩き」 2019年10月27日
- 「古襖の下張を剥がす」ワークショップ@旧御師丸岡宗大夫邸(伊勢市宮町) 2023年09月17日
複数枚がまとめて剥がされたものを、一枚ずつに剥がしていたところ、このような文書を見つけた。
ほどなく、裏面も剥がされると屏風は骨組みのみとなった。
骨組みを分解すると、骨は竹釘で固定されていた。
屏風の解体により剥がされた下張り文書に関する成果は、3月に行われる伊勢河崎商人館の蔵くら談義で、さらには三重県高等学校の協議会の講演でも千枝さんにより紹介されるそうだ。
どのような成果が得られるのか? 3月を楽しみに河崎蔵を後にした。
一時間ほどだったが、外はすっかり暗い。