2024年06月29日(土) 夏越大祓の前日、茅の輪を求めての伊勢ぶらり (車、徒歩)
明日は6月30日、夏越大祓が斎行される神社は多い。
夏越大祓には茅の輪が楽しみ。伊勢市でも数社で茅の輪が立てられることは確認している。
本日は、私が把握している神社を巡った。
【今社】
今社ではすでに茅の輪が立てられていた。
しかし、通行止め。明日の大祓で解禁となるのだろう。
こちらでくぐった気分になってからお参り。
今社では、夏越だけでなく、年末にも茅の輪が立てられる。
【参考】
- 新春の山田産土八社ほかめぐり 2024年01月05日
【世木神社】
世木神社を訪れたところ、茅の輪の姿は見られず。
顔見知りの総代さんに話を伺ったところ、「コロナから茅の輪を立てられず、今年も立てない」とのこと。
かつての茅の輪を思い出しながらお参り。
【参考】
- 夏越しの大祓に向けて茅の輪が準備された世木神社(伊勢市吹上) 2014年06月21日
なお、本殿の造替を終えた世木神社では境内の整備を進め。
【参考】
- 世木神社の御遷座、川原大祓と本殿遷座祭(伊勢市吹上) 2018年05月05日
こちらの祓殿は維持も大変なので、撤去するそうだ。
【参考】
- 珍しい建物、世木神社に建つ祓殿(伊勢市吹上) 2016年05月14日
【河邊七種神社】
船江上社へ向かう途中、古文書の会でお世話になっている河邊七種神社にちょっと寄り。
茅の輪はなかったが、
祭典看板には、「夏越の大祓」の掲示があった。
【船江上社】
続いて、船江上社を訪れたところ
まさに茅の輪が完成する瞬間だった。
こちらが完成した茅の輪。
くぐりながら唱える詞も添えられている。
【金刀比羅神社・神落萱神社】
午後から訪れたのは金刀比羅神社・神落萱神社。坂道の参道を進むと
こちらに、「茅の輪 夏の大祓(7月10日まで)」の案内があった。
参道を進み
花手水を愛でてから
こちらにかかれた祓えの詞を唱えながら
茅の輪をくぐり
お参りした。
微風に揺れる複数の風鈴が不思議な音階を奏でて心地よかった。
【高向大社】
高向大社を朝に訪れたところ「これから準備して今日の午後か、明日に立てる。」とのことだった。
午後3時半頃に再訪したところ、茅の輪が立てられていた。
祭典看板にはぐぐり方の説明書き。
こちらはくぐれる状態になっていたので、唱えながら・・・
【日保見山八幡宮】
本日、最後に訪れたのは日保見山八幡宮。
バス停の円盤で茅の輪を想像しながら・・・
しかし、社頭に茅の輪がなかった。
明日には「夏越の祓」が斎行され
午後4時から祭典。茅の輪もくぐるようだ。
現地で確認したところ、次の情報を得た。
神社本庁からの推奨があり、夏越の祓、茅の輪くぐりを実施するようになったのは20年ほど前。当初は事前に茅の輪を立てていたが、すぐに瑞々しさがなくなり色が変わってしまうため、数年前から当日に立てることにした。祭典の日は朝から茅を刈り、祭典までには完成させる。当初は鍛冶屋さんに直径が1cmほどの鉄製の丸棒を丸めてもらいそれに茅を束ねていた。その後、工夫を重ねて今は丸棒を軸としてその周囲に直径10cmほどの塩ビパイプを巻いている。これに茅の束を結わえるので、見た目も強度も良いものになっている。倒れないように上から吊れば完成である。
以前に見かけた茅の輪を想像しながら、日保見山八幡宮を後にした。
【参考】
- 夕刻に斎行される夏越の祓のために朝から作られた茅の輪、日保見山八幡宮(伊勢市大湊) 2019年06月30日
残るは、橘神社(伊勢市黒瀬町)であるが、昼休みウォーキングで立ち寄れる場所なので、来週にでも参拝しよう。
茅の輪の形状もさまざまで面白い。作るのは大変だろうが、年々改良されているのだろうか?
このような裏事情も想像しながら、茅の輪をくぐるのも一興である。
【キタヰの妻】と私は、半年の厄祓い完了!