2022年06月12日(日) 焼失した江戸川乱歩館の跡地(鳥羽市鳥羽) (車、徒歩)
2021年10月24日、江戸川乱歩館は火災のために多くの貴重な資料とともに焼失してしまった。
久しぶりに鳥羽を訪れたので、その現状を確認することに。
歩き慣れた裏通りを進むと視界が開けた。3階建てのビルには今も火災の跡が残っている。
「江戸川乱歩館→」の案内板の先は
この状態である。かつて、鳥羽みなとまち文学館と呼ばれた2階建ての建物は姿を消した。さすがに土蔵は以前の姿を保ち、
敷地の奥にある乱歩館は、看板も残り類焼を免れた様子だった。
しばし、回想しながら佇んだ。
【参考】
- 鳥羽みなとまち文学館 2013年09月07日
- 文学ツアー(鳥羽の文学散策と開運七ケ寺、薫香四館巡り) 2015年11月21日
- 鳥羽市街での「ほっつき歩き」、賀多神社にも 2016年03月21日
この記録によれば、 かつては「鳥羽みなとまち文学館」と呼ばれていたが、江戸川乱歩の没後50周年を記念して「江戸川乱歩館」と改称されたとある。
その後、周囲を巡ってから裏側へ回ると
鳥羽みなとまち文学館 の看板や
鳥羽みなとまち文学館、江戸川乱歩館に関する情報が今も残されていた。
気になるのは当館のホームページ。
【参考】
お知らせ・イベント情報に 臨時休館のお知らせ(R3.10.25) が掲示されているが、目立たない。
営業案内には、休館中であることを明示した方がいいし、トップの目立つ場所に休館中であることをアピールした方がよいだろう。
気づかずに訪れ、現地で落胆した人はいないだろうか?
この資料館には、写真撮影禁止の資料が多かったので、今となっては残念に思う。
自由に撮影できていたら、パブリックなアーカイブが残されていたかもしれない。
個人情報とか権利などの関係はあるものの、このような事態を考えると・・・
最近は写真撮影OKの展示が増えていることは、いい傾向なのだろう。
残された資料の活用を期待したい。