2022年06月22日(水) 三年ぶりに授与された御神杉、赤崎神社(豊受大神宮 末社) (車、徒歩)
外宮、豊受大神宮の末社である赤崎神社では、6月22日に月次祭の巡回祭典が斎行される。
この日には、赤崎祭(通称、ゆかた祭り)が開催され、赤崎神社からなかまちにかけて露店が並び一年で一度だけ多くの人で賑わう。赤崎神社にも多くの人が参拝し、入口では御神杉が授与される。
御神杉とは、赤崎神社崇敬会の説明書きによると次の通りだ。
赤崎祭り
“赤崎さん”として人々に親しまれている赤崎神社は、豊受大神宮(外宮)の末社として鳥羽湾内の海岸から豊受大神宮へ奉る御贄採取(みにえさいしゅ)の守神(荒前姫神:あらさきひめのみこと)としてこの地にご鎮座になった御社(おやしろ)です。
鎮座地赤崎藤之郷の人々は産土神(うぶすなかみ)として仰ぎ6月22日を例祭日とし、その昔この地方に流行病(はやりやまい)が発生した際、この宮域内の杉の小枝を門戸に吊るした家々が難を除れたという言い伝えから、毎年例祭日にこの宮域内の杉の小枝を授かり、流行病除厄祈願としてこの杉の小枝を家々の門戸に吊り下げる習わしが今日まで続いています。
また、夏を呼ぶ鳥羽の代表的な祭として参拝者が多く、たくさんの露天が並び、夜には殊に雑踏を極め老若男女の多くが浴衣を着て参拝することから「ゆかた祭り」の愛称で親しまれています。
赤崎神社崇敬会
私は、ブログを始めた翌年の2011年に御神杉の存在を知り、それ以降は2019年まで毎年、授与していただいた。
【参考】 その履歴は次のブログに
- 御神杉を求めての赤崎祭(ゆかた祭り)、赤崎神社(豊受大神宮 末社) 2019年06月22日
ところが、コロナ禍のためにこの2年は、御神杉(杉葉)の授与(御報謝)は中止となった。
【参考】
- 今年は赤崎祭りも杉葉の御報謝も中止、しかし訪れずにはいられなかった赤崎神社(豊受大神宮 末社) 2020年06月22日
- 今年も【中止】赤崎祭り、杉葉の御報謝、しかし訪れずにはいられなかった赤崎神社(豊受大神宮 末社) 2021年06月22日
そのため、我が家の玄関に掛けられている御神杉は、あれから三年間ここにあった。
今年は、露店はでないものの、御神杉は授与されるとのことだったので、
【参考】
- ぶらりで見かけた「令和4年度赤崎祭りについて」と「御神杉袋つめ」の掲示 2022年06月12日
今日は就業後に赤崎神社を訪れた。
朝、三年間もお世話になった御神杉を返すため、玄関扉から
御神杉を取り外した。
家の中からも見慣れない光景となった。
お返しする御神杉を授与していただいた時の袋に入れるとまずは会社へ。
仕事を終えると、速やかに赤崎神社へ。
安楽島大橋へ向かっていると、前方にゆかた姿の女性たちが先行していた。
今日はこのような姿の参拝者に出会えると思っていなかったので、さらにワクワクした。
橋を渡り終えると赤崎神社の社叢には裸電球の列が確認され、神社の入口では御神杉が授与されていた。
本来ならここに、高張提灯が立ち並び、
線路の向こう側には露店が並ぶはずだった。
神社へたどり着くと、ここではいつものように御神杉が授与されていた。(許可を得ての撮影)
今年は例年の半数しか作られないとのことだったので、授与していただけるか?不安だったが、何とか授与していただけた。
御神杉を手にして安心すると、月次祭を終えた社頭へ向かった。裸電柱のみはある意味、貴重な光景だ。
この雰囲気は変わらないが、独り占めの空間が特別である。
社頭に参拝者が列ばない違和感を感じながら
お参りを終えた。
こちらが授与していただいた御神杉。
いつ、玄関に掛けようか? 1年間よろしく!