2023年02月26日(日) 伊勢和紙による 三輪 薫「花恋-Ⅱ」とフォトワークショップ「風」写真展@伊勢和紙ギャラリー (車、徒歩)
伊勢和紙ギャラリーでは、本日より 三輪 薫「花恋-Ⅱ」とフォトワークショップ「風」写真展 が開始された。
伊勢和紙による
三輪 薫「花恋-II」とフォトワークショップ「風」写真展会期 ◎ 2023年2月26日(日) – 3月26日(日) ◎ 9:30 – 16:30 ◎ 3月5日(日)・12日(日)・19日(日)は休館
会場 ◎ 伊勢和紙ギャラリー (大豐和紙工業株式会社 内) ◎ 516-0079 三重県 伊勢市 大世古一丁目 10-30 ◎ (0596)28-2359 ◎ https://isewashi.co.jp/三輪薫氏 は 2月26日(日)>28日(火)14:00までと、3月24日(金)>26日(日)に在廊しています。
花へ恋心を抱きながら撮り続けた「花恋(かれん)」は、優しくソフトな和紙に花と女性のイメージを重ね合わせました。
このテーマでは10年振り2回目の開催で、半切から全倍の多銘柄の伊勢和紙にプリントして展示します。
12名によるフォトワークショップ「風」の写真展も併せて開催します。◎ 2022年に開催した小津ギャラリー展の巡回展 (新作12点を追加して展示)
(社会情勢により予定を変更することがあります。)【引用】 大豐和紙工業株式会社 ホームページ より
エントランスから階段およびメインギャラリーは三輪 薫「花恋-II」の作品が並んでいる。
階段を上りきった正面のサブギャラリーおよびメインギャラリーの一部にフォトワークショップ「風」写真展 が展開されている。
こちらはメインギャラリー。ギャラリーの入口には次の一文が掲げられていた。
「伊勢和紙 Digital fine print の魅力」
僕のデジタルプリント用紙のメインは独自の存在感を見せてくれる和紙で、長年伊勢和紙を愛用している。アーカイバルな伊勢和紙に顔料インクでプリントしたものは銀塩プリントを凌ぐ耐久性が期待できる。銀塩の印画紙とは一味違う和紙の風合いも好きで、多種多様な伊勢和紙で作るデジタル・ファインプリントへの魅力は尽きない。新たな伊勢和紙も次々と登場し、僕の作品作りへの可能性を高め、支えてくれる伊勢和紙への期待もますます大きくなってくるから嬉しい限りだ。
このギャラリーでの個展は14回目で、今回は2012年に開催した「花恋」のパート2です。草花の姿や表情に女性のイメージを重ね合わせ、恋心を抱きながら撮影を楽しんでいる。クローズアップでファインダーの中に現れるファンタジックな表情に女の子のほのかな色香を感じたり、熟女の妖艶な姿を見たりするのが魅力となっている。近年のコロナ禍で遠くに行けないときなど、近くの公園などに行って草花と戯れていて、今回の個展開催に繋がった。
文字通り、長年愛用されている伊勢和紙については各用紙の個性を熟知されているのだろう。三輪さんが撮影した草花と伊勢和紙との絶妙なコラボレーションが展開されている。多種の和紙がそれぞれの個性で三輪さんの作品を支えているようだ。
この和紙や
この和紙は近くで目にしないとその個性に触れられない。
今回、私のお気に入りはこの一枚だった。
また、伊勢和紙館では2012年に開催された写真展「花恋」で展示された作品が再掲されている。パート2との比較も興味深い。
ぜひとも、伊勢和紙ギャラリーで「花恋」体感を!
【参考】 三輪 薫さんの写真展および三輪さんに関連する記事
- 伊勢和紙による三輪薫「仏蘭西・巴里」とフォトワークショップ「風」写真展(伊勢和紙ギャラリー) 2016年02月27日
- 第五回 伊勢和紙プリントの会作品展とギャラリートーク(伊勢和紙ギャラリー) 2016年10月08日
- 伊勢和紙による 三輪 薫 写真展「こころの和いろ」@伊勢和紙ギャラリー 2017年09月18日
- The Land and the People ペルナッカ スダカラン作品展ほか(伊勢和紙ギャラリー) 2018年03月10日
- 三輪薫写真展 Rock-Ⅱとワークショップ「風」写真展(伊勢和紙ギャラリー) 2019年02月16日
- 第六回 伊勢和紙プリントの会 作品展@伊勢和紙ギャラリー 2019年09月28日
- 伊勢和紙による 三輪薫 写真展「こころの和いろ-Ⅱ」(伊勢和紙ギャラリー) 2020年03月01日